2010年5月29日土曜日

電波的な彼女



久々のアニメですね、最近のアニメで監督としての名の知れてきた神戸守監督のアニメです。いや、いいですよこれ。ストーリーに小説作家の乙一のような展開が見えるので、私にはあっているようです。

つーか実はこれ書いたの11月12日。予告まで出しといてどれだけ怠慢なんじゃってことですよね、すいません、さぼりです。サボりの期間が長すぎてフォントの変更とか忘れちゃいました。まあ、どれくらいの人がこれ見てるか知らないですが、ボチボチやっていこうかなと。

まず、絵が綺麗。アニメは絵が綺麗なのしか見たくないので、その点はgood。

そして、きちんとしたフラグとその結果の対応性。序盤にいくつかのストーリーフラグがあるんですが、終盤にそのフラグがきっちり回収されて、ストーリーの組み立てがしっかりしている印象があります。いつかのカイジの映画とは大違いwストーリーもですが、キャラ設定もしっかりしてるので、展開としては分かりやすい。

そもそも、この物語は、山本ヤマト作画の「紅」のスピンオフ的な位置付けで、もちろん作者片山も同じなので、紅が好きなら見るべき。知らない人はまず紅から読んで見てもいいのではないかと思います。

まあ、タイトとるにもある通り、「電波的な」彼女なので、ヒロインがマジで電波です。まあだからキャラがしっかりしてる感があるとも言えるのだが。

映画(というよりもOVAか)のストーリーの話になると、大体のあらすじは主人公(ちょうど、ヤンメガの品川みたいな)と、マジ電波のシリアスヒロインが、不思議で恐ろしい事件に巻き込まれ、解決する短編です。全編2話で1話45分くらい。とても見やすい。これを聞く限りじゃ、そこらのコ○ンと同じじゃないかと思いますが、探偵ものではないので、そこだけは間違えずに。

そういったサスペンス要素の中に、ヒロインのアブナイ電波っぷりとちょっとかいま見える恋愛要素がある学園モノとでもいったとこですかね。あ、いい忘れました。主人公とヒロインは高校に通っている設定なので、ベースは学園ものです。そんなにその部分は気にしなくてもいいかな。個人的には。

えーと、評価とか★とかどうやってやってたっけ。まあいいや。適当に

ストーリー ★★★★☆
キャラ設定 ★★★★☆
絵の綺麗さ★★★★☆

総合 ★★★★☆

ローゼンメイデン×吉幾三

IKZO OF ROSE

これも映画の一種なのかは、甚だ疑問に感じるが、紹介だけはさせていただこう。ま、こんなのもたまにはあってもいいんでねーべや?



吉幾三って偉大なんですね。スンクロ率高すぎ

遺伝子組み換え作物(アニメ×IKZO)をもっと広めるべきだと思うんです。もっと評価されるべき!


笑えるコメント付はこっちでみてね。




次回予告

 「電波的な彼女」

お楽しみに


すべてはぜーれのシナリオ通りに・・・・

え?エヴァ好きですけど何か?


そしてローゼンメイデンもみよう↓


ヤングジャンプで新装版とアニメの続編が連載中みたいっすよ!

2010年3月29日月曜日

Dancer In the Dark   ダンサー・イン・ザ・ダーク


主演:Bjork
音楽:Bjork


どうも、三毛猫でございます。前回の紹介を書くまでにけっこう間が空いた後は、立て続けに書きたくなるもんですね。


このたびはdancer in the darkについて。


この映画を見たのは私が中学か高校に入る前。主演は、世界的に有名なミュージシャンであるビョークで、彼女の音楽に興味を持つきっかけになった作品でもあります。
この作品だけは、他のドラマ映画と違い、いろんな所が異色です

演出
音楽
撮影描写
そしてエンディング


ひどいくらい、異色。まあこんなこともふくめ、感想など述べていきますとしますか。


■まず、突然ミュージカル調になる

この映画の最大の特徴。ストーリーとしては、ビョーク演じる主人公の想いが時おり、いきなりミュージカルとなって表現されます。そこが、とても楽しいですね。主人公は盲目ながら工場で働いてるので、機械の音やまわりのいろんな音が「ガーガー、ガコン、プシュー」と聞こえると、それがたちまち音楽になってしまうんですね。主人公セルマがそんな音楽を想像すればミュージカル突入!

とても見てて楽しい描写であります。
音楽もビョークが手がけているので、ビョークファンは絶対見るべき、という前に見てますよね、当然。
ただ、タイの映画のようにミュージカルの場面はそう多くないので、フツーの映画好きも楽しめます。もちろんミュージカル好きにもオススメ!


■撮影描写が半端じゃない

これは、賛否両論。いわゆる映画らしいカメラワークではありません。ホームビデオのような、少しぶれのある、斬新といえば斬新ですが、見づらいっちゃ見づらいので酔う人もいるかも。ただ、この手法によって、ストーリー全体に緊張感が生まれてるのは事実。まさに自分自身がその場にいるような、そういった緊張感を感じやすいように撮影してあります。実際かなり息を呑む場面もあります。
ストーリー自体、後半になるにつれて非常に深刻で息が詰まるものので、このカメラワークのせいで余計に苦しくなる・・・泣
結論としては、映画全体の雰囲気を撮影描写で決めて、視聴者は感情移入してしまいやすいので、素晴らしい効果ではあるが、見てる側はいろんな意味で少ししんどくはなるかもしれない。

演出はというと・・・

⇒ミュージカル部分以外のBGMがほとんどないのが特徴。これもホームビデオ感で緊張感丸だしです。これも息が詰まる原因ですな。


■エンディングとストーリー


 あえて言わせていただきますと、きつーいエンディングです。涙もろい方、ハッピーエンディングが好きな方、注意が必要です。まあでもこれがこの映画のよさでもあるかなとは思います。といいつつ。すっごく好きな映画ではありますが、
二度と見たくない
のですよ。ストーリーが悪いとか、つくりが浅いとかじゃないなくて、強烈に心に残るので、見なくてもおなかいっぱいなのです。





総合演出 ★★★★★

音楽    ★★★★☆

ストーリー ★★★★☆

総合    ★★★★☆

ただし、もう二度と見たくないです。

2010年3月28日日曜日

FINAL FANTASY XIII

製作:SQUARE ENIX


お久しぶりです。三毛猫です。

このところ3月なのに雪とかマジ勘弁です。私は怒ります。寒いの嫌いです。


そんな今より激しく寒かった2009年12月17日発売のFINAL FANTASY XIIIなのですが、何でPS3のゲームが映画紹介にって思うかもですね。

実はこのゲーム
ゲームより映画に近い
んです。

もう3ヶ月たってますからあちこちで叫ばれてるかと思いますが、糞ゲー説8割、神ゲー説2割くらいの勢いです。8割の何が原因かというと、言うまでもなく終盤手前まで一本道のストーリー。ユーザーの自由度をかなり犠牲にしてグラフィックとかがんばっちゃったわけですね。一応FFⅩのナギ平野もどきがありますので神ゲーの可能性をかろうじて残したというところですか。


つーか、Amazonの評価がありえないほどフラットなのにはびっくりしました。それほど賛否両論のあるものみたいですね。


まあゲームの評価はこれくらいにして映画として評価していきたいと思います。って言うのは、ほとんど一歩道ってことは、プレイヤーの操作を抜きにして考えれば、映画になっちゃうんですよ、60時間もの映画にww 映画作りたいのかゲーム作りたいのかどっちかにしろとは言いたくなりますがねw



ストーリー
 
 映画要素はこれぐらいしかないのですが、私としてはわりと好きです。ストーリーの要約は
ここ 見てください。めんどくさいんですいません。
「人間の住む場所が理想郷だったが、実は家畜のように巨大なものに飼われていて、選ばれた数人が・・・」というようなストーリー。

長すぎてなんとも見所が言いづらいのが難点といいたいところなんですが、実はまだクリアしてないんでラスボス手前までという範囲で言わせていただきます。


★一番面白いのは、選ばれた主人公らの行き先がはっきりせず、何をすればよいかも分からない点。

このおかげでゲームが続けられたといっても過言ではないですね。この要素がなかったら、とてもじゃないけどまた明日もやろうとは思わないです。

節目節目でストーリーが区切られているので、ひとつの区切りまでいくとその次が気になる感じですね。ちょうど、アニメの「続きが気になる」的な感覚に見舞われてしまいました。だから、これ1クールのアニメにしたほうが売れたんじゃないか?とは思いますが 。まあ先が読みづらいストーリーは気持ちをひきつける、という意味では一応GOODなのではないかと思います。

★キャラは問題なしでしょう 。可もなく不可もなくとも言う

ある程度は問題なしだと思います。ひとついえるのは、主人公ライトニングが冷静沈着すぎること。冷静なきれいなお姉さんといったところでしょうか。私はわりとすきですが、もうちょっとくだけた面を見たいなと思ったのも事実ですな。それにより数段と見所が増えるぞ、きっと。

ただ、ベタ過ぎて寒くなるところがある。これは、残念。


ヴァニラ:GOOD ただ衣装が終始そんなんじゃストリップではないですか?
スノウ:チョイ馬鹿なところがまあいいんじゃない的なものをかもし出している
ホープ:苦悩する男の子にしてがんばる男の子、将来もてるんじゃない
セラ:ん~まだあまりストーリーが進んでないのでなんとも。見た目私の好み・・・?


★固有名詞の名前が最悪

「パルスのファルシにルシにされた」

ちんぷんかんぷんです。やめてください。私は怒りますよ。そんな似たような言葉を一度で別物同士として理解できますかってんだ。パルス、ファルシ、ルシの三つに、類似する意味はほとんどありません。ファルシとルシとに関係はあるっちゃありますが、


ややこしいんだよ!!

つまりはそういうこと。

キャラが似ててはアニメが面白くないのとおんなじ。
キャラの絵が似てるとよく意味が分からず漫画が面白くないのとおんなじ。
みんなちょんまげだからみんな同一人物に見えてしまう時代劇(ファンの方ごめんなさい)とおんなじ!!



そして最後に一言

ゲームにしたのが間違いだった

せめて、収録ムービーを一気に流せる機能がクリア後にあれば別です(クリアしてないのでそんな有無はしらんが多分ないんだろう)が、あれだけムービーに力入れて何も無しじゃもったいないです。

まさか映画は別で発売してまた金をむしり取る作戦ですか!?スクエアエニックスよ!























ストーリー★★★★☆
キャラ設定★★★★☆
ゲーム性★☆☆☆☆



総合★★★☆☆


By 三毛猫



2010年2月2日火曜日

シャーロック・ホームズ

Sherlock Holmes / 2009 英・米・豪

監督:ガイ・リッチー

出演:
ロバート・ダウニー・Jr
ジュード・ロウ
レイチェル・マクアダムズ
マーク・ストロング


私の中ではホームズと言えばジェレミー・ブレット。昔NHKで放送していたのを覚えている人もいるかもしれない。ジェレミー・ブレットも癖のある演技でホームズを演じていたが、ブレットとはまた味の違うエキセントリックな演技は見るものを楽しませてくれるだろう。(シャーロキアンが楽しめるかどうかは知らないが)



・キャスト・スタッフ・

監督はガイ・リッチー
「ロック・ストック&トゥー・スモーキングバレルズ」「スナッチ」の監督として有名。本作でも、切れとセンス、スピード感のある映像、魅力的なキャラクターで魅せてくれる。


シャーロック・ホームズ役にロバート・ダウニー・Jr
私の中ではホームズ役は、ジェレミー・ブレッドとか、「ホームズ対ヴァンパイア」なんてのでホームズ役をしてたマット・フルーワー(「ウォッチメン」で耳がとんがってたひと。スピルバーグ製作の「テイクン」とかにでてる)とか、「スター・ウォーズ エピソード4」のグランドモフ、ターキンを演じてたピーター・カッシングみたいな、頬がこけた役者のイメージがある。だから頬、あごから首周りにげっそりとした影が出てないダウニーJrは新鮮だったかも。私生活でのドラッグの話題もホームズにぴったりかも。


ジョン・ワトソン役にジュード・ロウ
いつも以上にジュード・ロウ的だった。映画ポスターでホームズより目立っているところとか、いい感じだ。ダウニーJr共に両者の個性というか、癖が強く、濃く出ている


アイリーン・アドラー役にレイチェル・マクアダムズ
「きみに読む物語」「パニック・フライト」「消されたヘッドライン」とかの人。唯一この映画に居場所がない気がする。それぞれが強い個性というか、灰汁が強いこの映画で、唯一平凡。アイリーンの役自体が本作脚本段階で描ききれてなかったのかもしれない。幼い顔つきで、別にセクシー役どころというわけでもない。ただ、「ホームズの女性関係」を描く意味であまりセクシーな役にはしたくなかったのかもしれない。


悪役ヘンリー・ブラックウッド卿にマーク・ストロング
「サンシャイン2057」「スターダスト」(悪役だった)、「バビロンAD」、「ワールド・オブ・ライズ」にでている。「グリーンランタン」にもでるようだ。アンディ・ガルシア系の顔。本作では、衣装とか髪とかがどことなくヒトラーを髣髴とさせていた。ガイ・リッチー監督、リュック・ベッソン製作の「リボルバー」にもでている。


ハドソン婦人役はGeraldine James
レイチェル・マクアダムズが出演している「消されたヘッドライン」の元となったイギリスのテレビシリーズ「ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜」に出演している。バートン版「アリス・イン・ワンダーランド」にもでるようだ。


メアリー・モースタン役にケリー・ライリー
「リバティーン」や「プライドと偏見」にでてる。


音楽は大御所ハンス・ジマー
「ダークナイト」(ジェームズ・ニュートン・ハワーズと共作)や、ゲーム「モダンウォーフェア2」などでも作曲している。作中通して印象的なスコアに仕上がっている。ビッグベンの鐘の音(いわゆる校内放送の音)のアレンジ曲も必聴。



・感想・

「ロック・ストック&トゥー・スモーキングバレルズ」「スナッチ」みたいな作品が好きな人にはお勧めしないわけにはいかない。ただ、「シャーロック・ホームズ」という、すでに確立されたキャラクターものということで、あまりはちゃめちゃしすぎておらず、「ホームズ」読者なら先が読める部分、なども多々あったためリッチーファンには物足りないかも。冒頭から前半部分は戦闘部分の音の使い方やスローモーションも含め特に見事だったが、終盤部分は息が続いていない印象も。

「ホームズ読者なら」とかいたが、これはシャーロキアンレベルのファンじゃなくてもわかるようにわかりやすく描かれていて、万人/「ホームズ」未読者に対する配慮でもあるのだろう。私はコアなホームズファンではないので、シャーロキアンが楽しめる部分がどれだけあるのかはわからない。


だがそんな小さなことを気にしなくても十二分に楽しめる作品である。だが、万人に楽しんでもらえる作品であることは疑いの余地はない(動物の死体とかがだめな人にはきついかもしれないが)。個性の強い俳優達の持ち味(演技と言うか、彼らの「地」なのかもしれないが)がキャラクター達にうまく生かされており、小気味良い作品に仕上がっている。リッチー監督の持ち味がうまくでているといえるかもしれない。

難しい言葉とか言い回しが多いのか、私の英語力では理解できなかったところも多々あった(「300」に巨人役で出てくる元WWFレスラー、クルガンことロバート・マイエとのフランス語での会話シーンでは英語字幕すらなかったし)が、十二分に楽しめる内容であった。


ホームズ度:★★★☆☆
味のあるキャラクター達:★★★★★
痛快/爽快感:★★★★☆

総合:★★★★☆


ちなみにMetacriticスコアは57(100点満点)、ユーザースコア平均6.8(10点満点)。IMDBでは10点中8点。


BY メインクーン

2010年1月24日日曜日

コララインとボタンの魔女

Coraline / 2009米


監督:Henry Selick
原作:ニール・ゲイマン

声優:
ダコタ・ファニング
テリー・ハッチャー
キース・デイビッド

昨年末に米版ブルーレイで見た。そろそろ日本でも公開のようなのでちょっと感想を。



監督は「ジャイアントピーチ」、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のHenry Selick。本作でもその2作品の味を期待すれば外れはないだろう。「コラライン」で私が一番気に入ったキャラクター、ワイボーンは、監督が付け足したオリジナルキャラのようだ。


原作のニール・ゲイマンは、最近では「スターダスト」の原作(スターダストのレビューはこちらで)。 世界幻想文学大賞とかヒューゴー賞とかとってるすごい人。『コラライン』原作はもともと、ゲイマンが彼の娘さんのために書いた作品のようだ。その娘さんも特典映像に顔を出している。「ベオウルフ」の脚本もしてたりする。だが彼の作品の映画化では「ミラーマスク」が一番好き。

いわずと知れた名子役、ダコタ・ファニングが主人公コララインの声。ストップモーションで表現されたコララインと彼女の声が一緒に聞こえると本当にコララインがそこにいるようだ。(録音が先でアニメ製作はそのあとだが)

「デスパレートな妻たち」でおなじみのテリー・ハッチャーの「アザー・マザー」っぷりもよかった。

コララインの父親役には、アップルのMacを宣伝するコマーシャルで「PCガイ」を演じていて有名なJohn Hodgman。「バトルスター・ギャラクティカ」シーズン4や「Flight of the Conchords」のシーズン1にもでている。ドキュメンタリーでは「I don't do computer humore(僕はコンピューター系のジョークはしないんだ)」なんてジョークを飛ばしている。

ミスター・ボビンスキ役で良い味が出ているIan McShaneは、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」ではヨロイグマのラグナル・ストゥルルソンの声をしている。



・感想・

ストーリーの面で言えば、童話に出てくるような子供の夢と、その夢の残酷な現実を描いた作品と言えるかもしれない。とはいっても「大人から子供まで楽しめる」映画で、童話で目にするきらびやかな世界に潜む醜さ、があると言うだけでハードコアに残酷な現実ではないのでご安心を。ただ、監督/作品の独特の持つ毒々しさから、大抵の「大人から子供まで楽しめる」作品(ピクサーアニメとか)で置き去りにされるようなその中間の層をも虜にできていると思う。

この映画のもうひとつの面は、これが実写でもアニメでもなくストップモーション映画であるというところ。ただのストップモーションではなく、ファンタスティックなストップモーションだ。人形に命を吹き込むとはこれを指す(これをも指す)のだろう。監督の手作りへのこだわりはかなり強いようで(へそ曲がりとも言えるだろうが)、作中の20秒のシーンを撮影するだけで3、4週間かかるそうだ。炎や霧のシーンも手描きの炎アニメーションにコンピュータ加工、実写の霧をコンピュータでコラージュ、なんて凝りようだ。下手なストップモーション作品とは一線も二線も画す作品だ。できることなら映画館で3Dで楽しんでみたい。




・特典映像・

手持ちの米版ブルーレイには昔ながらの赤と青の3Dメガネが4つついてくる。撮影時に、1つのレンズで位置を変え1コマにつき2回撮影、という手法で3D撮影している。確かに3Dで見えるのだがこのオールドファッションな赤青メガネでは意図した3D表現、意図した色合いが出ていないのではないかと思う。メガネをかけて最初の5分ほどは変な感覚だが、目が慣れてくるとなかなか自然な3D映像が楽しめる。


特典映像のドキュメンタリーもブルーレイ画質で収録されており(注:米版だよ)、うれしいところ。製作中のモデルなども細かいところまで見える。

ちなみに特典映像にはダコタ・ファニングと妹さんっぽい女の子が出てきて一緒に製作現場を見てまわる映像があるのだが、シャイそうなこの妹さんのメガネの奥の目がぱっと輝くシーンがある。純粋に映画のマジックとか、そのプロ達の技術に感動できた幼い日々…。見てて和んだ。



原作日本版はこちら



*注*米ブルーレイ版(PS3では普通に見ることができる)



ストーリー ★★★★☆
ストップモーション ★★★★★
独自の世界観 ★★★★★



総合 ★★★★★





・おまけ・

ちなみにPCガイのCMはこんな感じだ。2つ目のCMはお見逃しなきよう…





BY メインクーン