2010年3月29日月曜日

Dancer In the Dark   ダンサー・イン・ザ・ダーク


主演:Bjork
音楽:Bjork


どうも、三毛猫でございます。前回の紹介を書くまでにけっこう間が空いた後は、立て続けに書きたくなるもんですね。


このたびはdancer in the darkについて。


この映画を見たのは私が中学か高校に入る前。主演は、世界的に有名なミュージシャンであるビョークで、彼女の音楽に興味を持つきっかけになった作品でもあります。
この作品だけは、他のドラマ映画と違い、いろんな所が異色です

演出
音楽
撮影描写
そしてエンディング


ひどいくらい、異色。まあこんなこともふくめ、感想など述べていきますとしますか。


■まず、突然ミュージカル調になる

この映画の最大の特徴。ストーリーとしては、ビョーク演じる主人公の想いが時おり、いきなりミュージカルとなって表現されます。そこが、とても楽しいですね。主人公は盲目ながら工場で働いてるので、機械の音やまわりのいろんな音が「ガーガー、ガコン、プシュー」と聞こえると、それがたちまち音楽になってしまうんですね。主人公セルマがそんな音楽を想像すればミュージカル突入!

とても見てて楽しい描写であります。
音楽もビョークが手がけているので、ビョークファンは絶対見るべき、という前に見てますよね、当然。
ただ、タイの映画のようにミュージカルの場面はそう多くないので、フツーの映画好きも楽しめます。もちろんミュージカル好きにもオススメ!


■撮影描写が半端じゃない

これは、賛否両論。いわゆる映画らしいカメラワークではありません。ホームビデオのような、少しぶれのある、斬新といえば斬新ですが、見づらいっちゃ見づらいので酔う人もいるかも。ただ、この手法によって、ストーリー全体に緊張感が生まれてるのは事実。まさに自分自身がその場にいるような、そういった緊張感を感じやすいように撮影してあります。実際かなり息を呑む場面もあります。
ストーリー自体、後半になるにつれて非常に深刻で息が詰まるものので、このカメラワークのせいで余計に苦しくなる・・・泣
結論としては、映画全体の雰囲気を撮影描写で決めて、視聴者は感情移入してしまいやすいので、素晴らしい効果ではあるが、見てる側はいろんな意味で少ししんどくはなるかもしれない。

演出はというと・・・

⇒ミュージカル部分以外のBGMがほとんどないのが特徴。これもホームビデオ感で緊張感丸だしです。これも息が詰まる原因ですな。


■エンディングとストーリー


 あえて言わせていただきますと、きつーいエンディングです。涙もろい方、ハッピーエンディングが好きな方、注意が必要です。まあでもこれがこの映画のよさでもあるかなとは思います。といいつつ。すっごく好きな映画ではありますが、
二度と見たくない
のですよ。ストーリーが悪いとか、つくりが浅いとかじゃないなくて、強烈に心に残るので、見なくてもおなかいっぱいなのです。





総合演出 ★★★★★

音楽    ★★★★☆

ストーリー ★★★★☆

総合    ★★★★☆

ただし、もう二度と見たくないです。

2010年3月28日日曜日

FINAL FANTASY XIII

製作:SQUARE ENIX


お久しぶりです。三毛猫です。

このところ3月なのに雪とかマジ勘弁です。私は怒ります。寒いの嫌いです。


そんな今より激しく寒かった2009年12月17日発売のFINAL FANTASY XIIIなのですが、何でPS3のゲームが映画紹介にって思うかもですね。

実はこのゲーム
ゲームより映画に近い
んです。

もう3ヶ月たってますからあちこちで叫ばれてるかと思いますが、糞ゲー説8割、神ゲー説2割くらいの勢いです。8割の何が原因かというと、言うまでもなく終盤手前まで一本道のストーリー。ユーザーの自由度をかなり犠牲にしてグラフィックとかがんばっちゃったわけですね。一応FFⅩのナギ平野もどきがありますので神ゲーの可能性をかろうじて残したというところですか。


つーか、Amazonの評価がありえないほどフラットなのにはびっくりしました。それほど賛否両論のあるものみたいですね。


まあゲームの評価はこれくらいにして映画として評価していきたいと思います。って言うのは、ほとんど一歩道ってことは、プレイヤーの操作を抜きにして考えれば、映画になっちゃうんですよ、60時間もの映画にww 映画作りたいのかゲーム作りたいのかどっちかにしろとは言いたくなりますがねw



ストーリー
 
 映画要素はこれぐらいしかないのですが、私としてはわりと好きです。ストーリーの要約は
ここ 見てください。めんどくさいんですいません。
「人間の住む場所が理想郷だったが、実は家畜のように巨大なものに飼われていて、選ばれた数人が・・・」というようなストーリー。

長すぎてなんとも見所が言いづらいのが難点といいたいところなんですが、実はまだクリアしてないんでラスボス手前までという範囲で言わせていただきます。


★一番面白いのは、選ばれた主人公らの行き先がはっきりせず、何をすればよいかも分からない点。

このおかげでゲームが続けられたといっても過言ではないですね。この要素がなかったら、とてもじゃないけどまた明日もやろうとは思わないです。

節目節目でストーリーが区切られているので、ひとつの区切りまでいくとその次が気になる感じですね。ちょうど、アニメの「続きが気になる」的な感覚に見舞われてしまいました。だから、これ1クールのアニメにしたほうが売れたんじゃないか?とは思いますが 。まあ先が読みづらいストーリーは気持ちをひきつける、という意味では一応GOODなのではないかと思います。

★キャラは問題なしでしょう 。可もなく不可もなくとも言う

ある程度は問題なしだと思います。ひとついえるのは、主人公ライトニングが冷静沈着すぎること。冷静なきれいなお姉さんといったところでしょうか。私はわりとすきですが、もうちょっとくだけた面を見たいなと思ったのも事実ですな。それにより数段と見所が増えるぞ、きっと。

ただ、ベタ過ぎて寒くなるところがある。これは、残念。


ヴァニラ:GOOD ただ衣装が終始そんなんじゃストリップではないですか?
スノウ:チョイ馬鹿なところがまあいいんじゃない的なものをかもし出している
ホープ:苦悩する男の子にしてがんばる男の子、将来もてるんじゃない
セラ:ん~まだあまりストーリーが進んでないのでなんとも。見た目私の好み・・・?


★固有名詞の名前が最悪

「パルスのファルシにルシにされた」

ちんぷんかんぷんです。やめてください。私は怒りますよ。そんな似たような言葉を一度で別物同士として理解できますかってんだ。パルス、ファルシ、ルシの三つに、類似する意味はほとんどありません。ファルシとルシとに関係はあるっちゃありますが、


ややこしいんだよ!!

つまりはそういうこと。

キャラが似ててはアニメが面白くないのとおんなじ。
キャラの絵が似てるとよく意味が分からず漫画が面白くないのとおんなじ。
みんなちょんまげだからみんな同一人物に見えてしまう時代劇(ファンの方ごめんなさい)とおんなじ!!



そして最後に一言

ゲームにしたのが間違いだった

せめて、収録ムービーを一気に流せる機能がクリア後にあれば別です(クリアしてないのでそんな有無はしらんが多分ないんだろう)が、あれだけムービーに力入れて何も無しじゃもったいないです。

まさか映画は別で発売してまた金をむしり取る作戦ですか!?スクエアエニックスよ!























ストーリー★★★★☆
キャラ設定★★★★☆
ゲーム性★☆☆☆☆



総合★★★☆☆


By 三毛猫