2009年11月2日月曜日

永遠の子供達

2007年 メキシコ/スペイン

監督:Juan Antonio Bayona

出演:Belén Rueda
Geraldine Chaplin
Fernando Cayo


・感想・

久々に泣いた。最近映画を見ていなかったせいかのめり込めた。感情移入できたといった方が適切かもしれない。

「とても怖い」映画だと聞いていたが、実際かなり怖かったカメラワークも怖さをあおっていてすばらしかった。脇役の女性陣も良い味を出している。主人公役のBelén Ruedaの迫真の演技もすばらしく、話の最後ではやるせなさで泣いてしまった。

自分はどうも親子モノに弱いらしく、「Life is Beautiful」や「A.I.」でも泣いたクチであるが…。それを差し引いても本作は近年まれに見る幽霊物ホラーの良作である。


・オススメ度・

怖さ     ★★★★☆
やるせなさ ★★★★☆

総合     ★★★★☆





・雑談・

ちなみに本作プロデューサーは「ミミック」、「パンズ・ラビリンス」、「ヘルボーイ」シリーズでおなじみ、ギレルモ・デル・トロさん。アメリカではやはりギレルモ・デル・トロさんをプロデューサーに英語版リメイク計画も進行中だそうだ。Wikipediaによると監督のBayonaさんはこう語っているそうだ。

「アメリカ人は金はたくさん持っているが何もできない、私達はしたいことは何でもできるが金がない」「アメリカの業界はチャンスをつかまない、だから彼らはすでに大ヒットを飛ばした映画のリメイクしか作らない」


日本でも最近アメリカ映画「サイドウェイ」を「サイドウェイズ」としてリメイクしている。これは日本映画界からの危険信号かもしれない。(オリジナル版の現代が「Sideways」で、そのリメイク版では原題に忠実に複数形になっているのは皮肉としか言いようが無いが。)

by メインクーン

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