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監督:鳥海永行
酒見賢一のデビュー作『後宮小説』を原作とするテレビアニメで、1990年3月21日に日本テレビ系で放送されたんだそうです。ぶっちゃけ古いですが、となりのトトロや天空の城ラピュタも同様、古いのにすごく印象に残る作品ですね。それでなのかどうか知りませんが、そのクオリティとストーリーの良さで、よくジブリ作品と間違われるみたいです。実際は、あの幽遊白書を作ったスタジオぴえろです。それはともかく、これを見たのが私が小学生のころでしたから、トトロと同じくらいよく見ていた(TVを録画したVHSで見た)のをよく覚えています。子供でもそれほど興味を引く作品だったんでしょう。
このストーリーの舞台となるのが、三国志(なのかな?)を思わせるような中国の戦乱の時代。実は私は歴史が大嫌いで、三国無双(ゲーム)やドキュメントの「映像の世紀(NHK)」以外には縁がありそうにありません。・・・しかし、そんな興味がなくとも、とても興味深く、面白い作品です。
見所は、もちろんストーリーですね。一人の少女が農民からさまざまな出来事を通じて正妃になるという、わらしべ長者のような話なのですが、その中の人間ドラマが実に興味をそそるものです。特に、中盤で登場する正妃候補の数人と、主人公とのやり取りには楽しさすら感じます。それも、作品全部を通じて特に引き立つ主人公の突飛な性格が絡んでいるせいなのかもしれません(笑)。そういった楽しい要素から、涙アリのしんみりとした感動作といえるでしょう。
ちなみにウィキペディアによると、「原作は日本ファンタジーノベル大賞最初の受賞作であり、主催の三井不動産販売が一社提供のスポンサーとなって、春分の日の日中に本編放送中はCMを入れないという異例の形式で放送された。」だそうです。ファンタジーノベル大賞とは・・・ストーリーはおりがみつきです!
今AmazonでDVDみたら、評価4.5でかなり高いですね、つい数年前までDVD化されてなかった気がしたんですが、Google検索700万件もされてたらさすがにでてました笑。3500円を切る買い得な値段も魅力的ですね。Amazonのレビュー等は→こちら
オススメ度
ストーリー ★★★★★
歴史観 ★★★★☆
感動作 ★★★★☆
総合 ★★★★★
by 三毛猫
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